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【制作史で読む】Led Zeppelin「Whole Lotta Love」──“ツェッペリンの顔”を一撃で作ったリフと、スタジオで狂わせた中間部。シングル拒否のはずが編集盤でヒットし、ライブでは怪物に育った

「Whole Lotta Love」は、レッド・ツェッペリンが“新しい時代のハードロック”として世界に刻印された瞬間だ。イントロのリフだけで勝ってるのに、そこから先でさらに勝ちにいく。制作史の肝はここ。『Led Zeppelin II』の1...
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【制作史で読む】Guns N’ Roses「Paradise City」──“帰りたい”の一言が、8分近い怪物アンセムに育った。バンの中で生まれ、後追いシングルで全米Top10、ライブの締めを奪い取った

「Paradise City」は、ガンズの中でも“でかくなりすぎた”曲だ。最初は口ずさめるフレーズから始まって、気づいたら終盤は暴走列車みたいに加速していく。陽気な合唱と地獄みたいな加速が同居してるのが、この曲の怖さ。制作史の肝はここ。『A...
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【制作史で読む】The Beatles「Don’t Let Me Down」──混乱の1969年に、ジョンが“本音”を吐いた。屋上で完成し、片面扱いで埋もれ、後年やっと正しい評価に落ち着いた名演

「Don't Let Me Down」は、1969年のビートルズの中でも特に“生身”が出てる曲だ。作り込んだ芸じゃない。ジョンが素で頼ってる。だから刺さる。制作史の肝はここ。ジョンがヨーコとの関係を背景に、かなり直球の本音で書いた曲と言われ...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Rock and Roll」──“ドラムの過去録り”から始まった即興が、IVの中で最もまっすぐなロックンロール宣言になった。ミスから生まれ、最短距離で刺さる名演

「Rock and Roll」は、レッド・ツェッペリンの曲の中でも異様にストレートだ。神秘も叙情もない。あるのはロックンロールの芯だけ。そして制作史がまた最高にロックで、これ、最初から狙って作った曲じゃない。セッションの流れ(ほぼ事故)から...
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【制作史で読む】Guns N’ Roses「My Michelle」──“友達の人生”をそのまま歌にしたら、容赦が無さすぎて名曲になった。Appetiteの中で一番リアルな“暴露”が、笑えないのに気持ちいい

「My Michelle」は、ガンズの曲の中でも飛び抜けて“近い”。比喩で逃げない。物語にもしない。実在の友人の現実を、そのまま殴り書きみたいに歌う。だから強いし、だから怖い。『Appetite for Destruction』が“欲望と破...
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【制作史で読む】The Beatles『Don’t Pass Me By』──リンゴが初めて“自分の歌”を形にした日

「Don't Pass Me By」は、完成度で聴く曲じゃない。これは存在証明の歌だ。リンゴが「自分の曲を、自分の名前で、自分の声で」出す。ビートルズ史で見れば、それ自体が事件だった。制作史の肝はここ。構想は1964年頃。ツアー全盛期から存...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Good Times Bad Times」──“デビュー1曲目”で全部やった。ボーナムの足が爆発し、リフが前へ転がり、ロックの新時代を開幕させた名刺

「Good Times Bad Times」は、レッド・ツェッペリンの“名刺”だ。しかも普通の名刺じゃない。初手で相手の机を割る名刺。デビュー作『Led Zeppelin』(1969)の1曲目。ここで彼らは宣言した。重いロックをやるでもブル...
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【制作史で読む】Guns N’ Roses「Think About You」──アルバムの治安が一瞬だけ良くなる“甘い罠”。LAの汚れた現実の中で、80sポップの血が顔を出すレア曲

「Think About You」は、『Appetite for Destruction』の中で珍しく“明るい”。ガンズにしては、だいぶ素直にポップで、メロディが前に出る。でもこの明るさ、逆に不穏だ。治安の悪いアルバムの中に急に差し込まれる...
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【制作史で読む】Blue Öyster Cult「(Don’t Fear) The Reaper」──“死”を怖がるな、じゃない。“愛が終わらない”って歌を、ラジオ向け編集でヒットにして、後年ミーム化まで飲み込んだ怪物曲

「(Don't Fear) The Reaper」は、誤解されやすい。タイトルだけ見ると“死を賛美する曲”みたいに見える。でも中身は逆で、愛が死をまたいで続くって発想のラブソングだ。制作史の肝はここ。作曲はギタリストのドナルド “バック・ダ...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Babe I’m Gonna Leave You」──“静→爆発”の原型をデビュー盤で確立。フォーク曲をハードに変形し、後年クレジットが修正されて“伝承の影”まで含めて残った

「Babe I'm Gonna Leave You」は、レッド・ツェッペリンがデビュー作の時点で“静かに始めて、突然ぶち壊す”という必殺技を完成させていた証拠だ。制作史の肝はここ。もともとはフォーク由来の曲で、ツェッペリンが編曲・再構築して...