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【制作史で読む】The Beatles「Any Time At All」──“非サントラ面”を埋めたんじゃない。ツアー直前、時間がない中で仕留めたジョンの“叫び系”ロック

「Any Time At All」って、アルバム『A Hard Day’s Night』のB面(映画に出ない側)1曲目。軽く流れていく曲に見えるけど、制作史を追うと真逆で、締切とツアー準備に追われた終盤戦で、未完成から一気に完成まで持ってい...
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【制作史で読む】David Bowie「Space Oddity」──アポロ11号の夏に“宇宙”へ飛び、BBCに拾われて現実と結びつき、後年の“メジャー・トム神話”の起点になった出世作

「Space Oddity」は、ボウイが“変身できる作家”として世に見つかった瞬間だ。ただの宇宙ソングじゃない。ポップなSFの顔をした、人間ドラマになってる。制作史の肝はここ。1969年、アポロ11号ムードの中で書かれ、“宇宙=当時の現実”...
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【制作史で読む】Guns N’ Roses「Nightrain」──“安ワインでぶっ飛ぶ夜”を、そのまま主題歌にした。スタジオではタイトに締め、ライブで暴走して、Appetiteの“転がり方”を決めた疾走曲

「Nightrain」は、『Appetite for Destruction』の中でも一番“現場の匂い”が濃い。作り物の悪さじゃない。実際に悪い夜のテンションが、そのまま入ってる。制作史の肝はここ。『Appetite for Destruc...
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【制作史で読む】The Beatles「Do You Want to Know a Secret」──白雪姫のフレーズと“内輪の合言葉”から生まれた、ジョージ初期リードの甘くて切ない名刺曲

「Do You Want to Know a Secret」は『Please Please Me』序盤に置かれた、ジョージの“初期リード枠”の代表曲だ。派手な仕掛けはないのに、耳に残る。理由はシンプルで、メロディが優しくて、歌い口が真っ直ぐ...
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【制作史で読む】Led Zeppelin『Stairway to Heaven』──“売るためのシングル”を拒んで、8分で神話を作った。山荘録音で骨格が生まれ、スタジオで積み上げられ、ラジオが勝手に国歌にした

「Stairway to Heaven」は、ロックの歴史でいちばん有名な“長い曲”のひとつだ。でも制作史の視点で見ると、これは「長いからすごい」じゃない。シングルにしなくても勝てるって態度と、段階的に熱が上がる構成を、バンドが本気で実現した...
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【制作史で読む】Guns N’ Roses「Out ta Get Me」──“全員敵に見える夜”を、そのまま突進曲にした。逮捕寸前の空気と被害妄想スレスレの怒りが、Appetiteの中で最も危険な加速になる

「Out ta Get Me」は、『Appetite for Destruction』の中でも特に“刺々しい”曲だ。ロマンも余韻もない。あるのは、疑いと怒りと加速だけ。制作史の肝はここ。『Appetite for Destruction』(...
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【制作史で読む】The Beatles「Do You Want to Know a Secret」──白雪姫のフレーズと“内輪の合言葉”から生まれた、ジョージ初期リードの甘くて切ない名刺曲

「Do You Want to Know a Secret」は『Please Please Me』序盤に置かれた、ジョージの“初期リード枠”の代表曲だ。派手な仕掛けはないのに、耳に残る。理由はシンプルで、メロディが優しくて、歌い口が真っ直ぐ...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Black Dog」──“迷子になるリフ”で観客を引きずり回し、IVの入口に罠を仕掛けた。複雑な掛け合い構造と、犬の名前がそのまま曲名になった異形のヒット

「Black Dog」は、レッド・ツェッペリンが“ただの豪快バンド”じゃないと証明する曲だ。この曲はノれそうでノれない。正確に言うと、ノせてから外す。制作史の肝はここ。アルバム『Led Zeppelin IV』(1971)の冒頭を飾る“罠”...
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【制作史で読む】Guns N’ Roses「Mr. Brownstone」──“ノれるのに笑えない”のが本物。ヘロインの影をグルーヴに埋め込み、Appetiteの中で一番“陽気に見えて暗い”現実を鳴らした

「Mr. Brownstone」は、ガンズの中でも特にタチが悪い(褒めてる)。だってこれ、めちゃくちゃノれるのに、題材が笑えない。快楽のグルーヴで、破滅の話をやるから刺さる。制作史の肝はここ。『Appetite for Destructio...
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【制作史で読む】The Beatles「Doctor Robert」──“薬の医者”の噂話を、軽快なリフとコーラスで包んだ『Revolver』の小さな爆弾

「Doctor Robert」は『Revolver』後半にさらっと置かれてるのに、内容は当時としてはかなり攻めてる。音だけ聴けばポップ寄りで軽い。なのに題材は“裏口の医者”だ。このギャップが1966年のビートルズらしい。制作史の肝はここ。曲...