音楽

【制作史で読む】Guns N’ Roses「It’s So Easy」──“LAの底”を笑って突きつける2曲目。ダフと外部共作者が作った冷笑リフが、後年ライブでさらに凶暴になった

「It’s So Easy」は、『Appetite for Destruction』の中でも特に“性格が悪い”曲だ(褒めてる)。キラキラした成功譚じゃない。街の空気が腐ってるって顔で言い切る。しかもサウンドは軽快で、ノリやすい。だから余計に...
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【制作史で読む】Guns N’ Roses「Welcome to the Jungle」──LAに放り込まれた新人の恐怖を“開幕の叫び”に変えた。MTVに拒まれ、深夜の一回放送から爆発して世界を獲った

「Welcome to the Jungle」は、ただの代表曲じゃない。“このアルバムはヤバいぞ”と1曲目で宣告して、実際に時代をひっくり返した曲だ。制作史の肝はここ。『Appetite for Destruction』(1987)のオープ...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「How Many More Times」──デビュー盤のラストで“全部盛り”をやった。ブルースを核に、メドレーで拡張し、ライブで怪物化する“初期ツェッペリン総決算”

「How Many More Times」は、レッド・ツェッペリンのデビュー盤のラストに置かれた“総決算”だ。ここには初期の武器が全部入ってる。ブルースの粘りリフの圧即興の伸びステージでの怪物化前提の構造制作史の肝はここ。デビュー作『Led...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「I Can’t Quit You Baby」──“ブルースの型”を完璧に守りながら、音圧と間で別物にした。デビュー盤でディクソン作品を正面突破し、ライブでは即興の器になった

「I Can't Quit You Baby」は、ツェッペリンのデビュー盤でいちばん“正統派ブルース”に見える。でも、ただのブルース・カバーじゃない。彼らはここで、ブルースの型を守ったまま、音のサイズを巨大化している。制作史の肝はここ。元曲...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Communication Breakdown」──“パンク以前のパンク”。2分半で突っ走り、ライブで加速し、70年代ハードロックの速度基準を前倒しで作った暴走名刺

「Communication Breakdown」は、レッド・ツェッペリンのデビュー盤の中でいちばん“速い”。しかも速いだけじゃない。短い、荒い、止まらない。後のパンクやスピード志向のロックに直結するエネルギーが、もう1969年の時点で入っ...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Black Mountain Side」──デビュー盤に“英国フォークとインド”をねじ込んだ2分。DADGADとタブラで異世界を開き、クレジット問題まで含めて伝説になった小さな爆弾

「Black Mountain Side」は、レッド・ツェッペリンのデビュー盤の中で一番“異物”だ。歌がない。爆音でもない。たった2分ちょい。なのに印象は強烈で、フォーク×東洋趣味×ギター職人芸が一気に出る。制作史の肝はここ。1969年デビ...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Your Time Is Gonna Come」──“オルガンで始まるツェッペリン”の異物感が最高。教会みたいな導入から、裏切りの歌へ落ちていく。デビュー盤の中で見える、もう一つの顔

「Your Time Is Gonna Come」は、レッド・ツェッペリンのデビュー盤の中でも空気が違う。暴力的なリフじゃなく、オルガンの荘厳さで始まる。でも優しい曲じゃない。内容はしっかり冷たい。“いつかお前の番が来る”という、静かな復讐...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Dazed and Confused」──“暗いリフ曲”を超えて、ステージで怪物化した起点。元曲を吸い込み、ボウイ弓で狂わせ、デビュー盤に“重い未来”を刻んだ

「Dazed and Confused」は、レッド・ツェッペリンが“ただのブルースロック・バンド”じゃないと宣言した曲だ。暗い。重い。しかも長い。だがこの曲は、暗いから強いんじゃない。展開で飲み込むから強い。制作史の肝はここ。デビュー作『L...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「You Shook Me」──“ブルースの巨人”を正面から演り倒し、スタジオで拡張して“ツェッペリン流”に変えた。デビュー盤で早くも見えた、引用と革新の境界線

「You Shook Me」は、レッド・ツェッペリンのデビュー作で最も“ブルース直系”の曲だ。でも単なるブルース・カバーじゃない。彼らはここで、伝統を踏み台にして音のスケールを変えている。制作史の肝はここ。元曲はWillie Dixon作(...
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【制作史で読む】Led Zeppelin「Babe I’m Gonna Leave You」──“静→爆発”の原型をデビュー盤で確立。フォーク曲をハードに変形し、後年クレジットが修正されて“伝承の影”まで含めて残った

「Babe I'm Gonna Leave You」は、レッド・ツェッペリンがデビュー作の時点で“静かに始めて、突然ぶち壊す”という必殺技を完成させていた証拠だ。制作史の肝はここ。もともとはフォーク由来の曲で、ツェッペリンが編曲・再構築して...