音楽

音楽

【制作史で読む】The Beatles「The Ballad of John and Yoko」──“即日録って即日出す”衝動が生んだ、ジョンの私小説シングル(しかも実質2人ビートルズ)

「The Ballad of John and Yoko」は、タイトル通り“ジョンとヨーコの近況報告”を、そのまま曲にしたやつだ。結婚(ジブラルタル)、ハネムーン、ベッド・イン、報道陣、バッシング──全部まとめて歌にして、「今この瞬間」をレ...
音楽

【制作史で読む】The Beatles「Bad Boy」──“アメリカ向けに急造”なのに、4テイクで勝ち切ったラリー・ウィリアムズ最終カバー

「Bad Boy」はビートルズのカバー曲の中でも、ちょっと特殊な立ち位置だ。なぜならこれ、当時の北米レーベル(Capitol)がアルバムを組む都合で「新曲が足りねえ!」となって、アメリカ盤のために録られた色が濃いから。でも内容は雑な埋め草じ...
音楽

【制作史で読む】The Beatles「Back in the U.S.S.R.」──“帰ってきたぜ”の笑いと攻撃性。リンゴ離脱の夜、2日で仕留めた白盤の開幕砲

「Back in the U.S.S.R.」は『The Beatles(ホワイト・アルバム)』の1曲目。いきなり“ジェット機の轟音”から始まって、そのままロックンロールでぶん殴ってくる。でも制作史を追うと、これは単なるネタ曲じゃない。緊張で...
音楽

【制作史で読む】The Beatles「All Together Now」──1967年に録って、1969年まで寝かせた“子ども歌”が強すぎる

「All Together Now」は、ビートルズの中でもかなり異色だ。ノリは子ども向けの歌みたいに単純、でも制作史を追うと “1967年に完成してるのに、世に出るのは1969年” という回り道をしてる。しかも、映画『Yellow Subm...
音楽

【制作史で読む】The Beatles「All My Loving」──“恋愛ソングの顔”をした、バンド運用の完成形

ビートルズの初期って、勢いと熱量で押し切る曲が多い。でも「All My Loving」は、ただの勢いじゃない。作曲の仕方、録音の詰め方、リリース戦略、ライブでの武器化まで、全部が噛み合って“強い定番”になった曲だ。派手な実験はない。その代わ...
音楽

【制作史で読む】The Beatles「Baby’s in Black」──“3拍子の哀歌”で一気に大人になる。ツアー疲れの1964を鳴らした一曲

「Baby’s in Black」は『Beatles for Sale』の空気を決める曲の一つだ。明るいラブソングの連打じゃなく、“喪失”とか“疲れ”の影がスッと差し込む。しかも拍子は3/4。ビートルズでこの手触りは当時かなり新鮮だった。制...
音楽

【制作史で読む】The Beatles「All I’ve Got to Do」──“スモーキー風”を狙ったのに、録音現場が一番ドラマだった曲

「All I've Got to Do」は派手じゃない。むしろ地味だ。でも制作史を追うと、これが“手馴れた一発録り”じゃなく、スタジオで転びまくってから決まった曲だって分かる。しかもジョン自身が「またスモーキー(Smokey Robinso...